羽アリの発生

羽アリが発生してしまった建物ですが、構造が複雑です。
床下空間の高さですが、非常に低い造りになっています。
プラス基礎内断熱です。
床下はまったく人が入ることは出来ません。
床下はコンクリートなのですが、基礎に施した断熱材がコンクリートの下部(土壌面)まで埋め込んであります。
コンクリート下部まで埋め込まれた断熱材を通り、シロアリが侵入コロニーより羽アリを発生させているのです。
床板の一部を剥がし断熱材を剥がしたところ、土台部分はスカスカの状態になっています。
被害部分を崩すと、シロアリはもちろんですが残った羽アリも居ます。
建物全体を処理するには、床板を広範囲で剥がさなければならず、非常にコストが掛かってしまいます。
床下に万が一、不都合が起こった場合をまったく考えていない建物構造です。
カテゴリ - 基礎断熱住宅
2015/04/23 (Thu)