複雑な建物構造

畳にシロアリが居るということでお伺いした建物ですが、構造が土間床です。
床下がまったく無い造りで、土間コンクリートを暖めている蓄熱構造です。
写真は、畳を上げたところです。
畳が茶色く汚れているのは、シロアリが運び込んだ土によるものです。
敷居の隙間には、もっと沢山の土が運び込まれ、シロアリが元気に活動しています。
床下が無く、コンクリートなのにシロアリが侵入したのはなぜか?
この和室ですが玄関と接している位置関係です。
シロアリは玄関から侵入し、和室に進んで畳まで食害した状況なのです。
このような構造ですので、被害部の和室に大量の薬剤を使うことは望ましくありません。
侵入経路と進行方向から判断し、薬剤の種類、濃度を工夫して対処する方向です。
カテゴリ - シロアリと建物
2014/09/26 (Fri)