管理に必要な構造
基礎外断熱住宅でのシロアリ被害の駆除及び、定期管理を実施している現場です。
シロアリ駆除前は、露出している配管部分はコンクリートの基礎に覆われていました。
シロアリ侵入がこの配管部分の土壌面でしたので、コンクリートを撤去し、基礎部分の断熱材等に駆除処理を施しました。
配管は2階部分に設置している、お風呂やキッチンにつながっています。処理後この部分を元通りコンクリートで囲んでしまう計画をしていましたが、今後の管理に支障をきたしてしまいます。基礎断熱の場合には、断熱材を撤去する事が困難なため、シロアリ駆除後の定期的な管理が重要になります。
今回は、配管の部分をブロックを積むことにしました。ブロックであれば、点検の際に移動することが可能です。
基礎断熱住宅でのシロアリ駆除の場合、今後のシロアリ侵入の事を考えて、建物の構造に工夫をする事も重要です。
玄関にシロアリ被害が起こり、玄関ポーチと基礎部分を切り離し点検できる構造にしたこともあります。
見栄えや建物に与える影響も考え、住んでいる方とハウスメーカーの方と検討しながら対処しています。
カテゴリ - 基礎断熱住宅
2011/12/14 (Wed)