難しい問題です
台所の床組み材を撤去し、床下部分にコンクリートを施しています。湿気を気にしてこのような方法を取ったそうです。
建物全体、お風呂場をユニットバスにし、トイレを新しくし、各部屋の床板、壁を大掛かりにリフォームしている最中です。
お風呂場を解体したところ、シロアリ被害があり駆除の依頼を受けました。
リフォームと平行しての作業となります。
作業に伺った前に、写真のようにコンクリートを床下の一部(台所ですが)に流し込んでしまった後となりました。リフォームの工期などにより、シロアリ対策するうえで面倒な状況になってしまうことがあります。
シロアリの発見と対策、リフォームの工期、難しい問題です。
この台所も、シロアリの被害はあったようで、束や大引き材は撤去してしまったそうです。
と言うことはコンクリート下の土壌面の処理はしていない・・・・
コンクリートにしてしまったからシロアリは入れないと考えているようです。これは大きな間違いです。後から流し込んだコンクリートと基礎部分、束石部分などには隙間が出来てしまう可能性があります。土壌にシロアリが生息していれば、その隙間から侵入してしまいます。
リフォームを考えている方は、シロアリの事前調査をしてもらい、もしシロアリ被害があるようなら、リフォームにより不十分なシロアリ対策にならない方法を検討することをお勧めします。
2013/06/16 (Sun)