定期点検による経過観察
2年前に、シロアリ対策処理でお世話になったお宅の、定期点検による経過観察に伺いました。
こちらのお宅は、新築時より床下全体にビニールを敷き詰めています。工務店がそのように施工したようです。
シロアリ対策の調査時にも気になっていましたが、ビニールの下は結露により土がものすごく湿気を帯びていました。周辺のコンクリート基礎も束石も湿気を含んでしまっています。
内基礎の人道口部分に、僅かですがビニールに覆われていない部分があり、そこの土は乾いた状態でした。土の状態も、床下の風通しも問題ないと判断できます。
湿気てしまう問題点は、ビニールを敷き詰めていることです。
2年前から、少しずつビニールを外しはじめ、昨年の点検時にはうまく乾いた状態になり、今回も別の部分のビニールを剥がした部分は見事に土が乾きました。
今年も三分の二ほどビニールを剥がしましたが、きちんと乾くと思います。
来年の点検時には、床下全体のビニールを剥がし撤去するつもりです。
このように、床下にビニールを敷き詰めている場合がありますが、ビニールの下は結露による湿気が生じている場合があります。
業者によっては、それを見せて換気扇や湿気の調湿材を勧めることもありますが、原因を取り除けば問題が解消することがほとんどです。定期的に経過観察しながら、必要な対応を施すことが大切です。
2011/11/30 (Wed)