シロアリファミリー
飼育ケースのシロアリを見てみることにしました。土の付いた木材です。これから土を取り除き木の中を見てみます。ヤマトシロアリの場合は、加害カ所の周辺に巣を持ちます。
年輪部分を残してシロアリの食害が分かります。
年輪部分の残った皮をむいてみると、たくさんのシロアリが居ます。
右の写真の真ん中ぐらいに大きい職蟻に寄りそうように小さな幼虫が見られます。シロアリの白い状態が幼虫で羽アリが成虫だと思っている方が結構多いのですが、白い状態の職蟻・兵蟻はもう成虫で、そこに至る小さな状態のものが幼虫です。幼虫の時期は木を食べることをせず、周りの大人から栄養分をもらっています。
もっと木の内部まで露出させれば女王アリも出てくるでしょうが、かわいそうなのでここまでにしておきます。
2007/06/17 (Sun)