建物外部からの侵入

築50年になる建物です。
耐震補強や床組材の直しを考えており、建物の診断を建築士さんにご依頼したところ、基礎外からシロアリの蟻道を発見したのです。
床下は以前に土だったのですが、湿気対策ということでコンクリートを流し込んでおり人が入り込める高さが無くなっております。
建築士さんから、「どうしたらよいか?」とご相談を頂いた次第です。
床組材を後々交換し、新たな床組材に直したり、耐震補強を施していく予定ということもあり、まずは基礎外に構築された蟻道の状況を確認に伺いました。

蟻道部の一部を崩しシロアリ活動の状況を確認したところ、現在進行形です。
基礎に接している犬走コンクリートとの隙間から、シロアリが活動しています。
蟻道の硬さから、最近に作られた蟻道であることは間違いありません。
床下に入ることが出来ない為、まずは作られた蟻道と犬走コンクリート下に生息しているシロアリの駆除対策を施し、床板を交換する時に床組材の被害状況を確認することにしました。
蟻道が作られている部屋は和室だった為、床板の一部を剥がし見られる限りで確認すると、まだ土台等を激しく食害している状況ではないので、現状のシロアリ駆除を施すことで、後々床板交換等で床下をオープンにした時点で再度状況確認をしていく予定としました。
建築士さんは蟻道を発見したことから、「今後の予定を繰り上げなくてはいけないのかと」悩んでいたようですが、少しは安心されたようです。
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2023/09/23 (Sat)